冬の星座とスピリチュアル
昔、ちょうど中一の今頃、私はS教M光という教団に入信した。
アレは、私が小6の頃で、夏休みに入院治療した時、次女姉がマンガ本を数冊お見舞いと言って持ち込んだ中に、「少女エクソシスト」というのがあった。
その本に興味を抱き、見舞いに訪れた友達のマサミとともに、巻末に書かれたファンレター先へ、手紙を送ったところ、返信が来たのである。
当時、この教団の名称は世●M光B明教団といい、最寄りの拠点である連絡所の住所と電話番号が記載されていて、私とマサミは二人で協力し合って電話をかけることにした。
それが6年生の冬だった。
それから一年後に、私は単独で入信するため、初級研修会を受講する。
今思うととんでもないチャレンジャーだが、私は何かを変えたくて行動した。
夜、空を見上げると、なぜかオリオン座が気になった。
それから、冬になると、毎年夜空を見上げてはオリオン座を目で追うようになる。
不思議なことに、なぜか冬の間だけ見えるオリオン座が気になり、毎年目で追っていた。
なぜ気になるのか、何もわからないまま数年が過ぎた。
大人になると、意外と私同様に「オリオン座が気になる」という人がいることを知る。
不思議な共通点があることに驚くが、そんなある日、住吉大社とオリオン座の関係を知る。
あまり深堀しなかった、神社と日本神話に関心が向くようになった。
ただ、同じオリオン座でも見る人で印象や感想は違うようで、砂時計のようだという人もいれば、ドアのようにも見えるといい、様々な意見を耳にする。
でも、私が見ているのは三つ並んだミツボシで、他は見ていなかったりする。
あと、目に見える星は、シリウスぐらいだろうか。
なぜか、夜空を見上げ、目にするオリオンの三ツ星は、何とも言えない気持ちになる。
そう、表現するピッタリな言葉が思い浮かばない。
懐かしいというよりせつなくて、恋しいというより悲しくて寂しいような、そんな何とも言えない気持ちが込み上げる。
別にほかの星を見ても何も思わないのに、オリオン座をじっと見つめていたら…不思議な感情が込み上げる。
これ、何かあるのかな…と、思い始めた。
ミレニアムが過ぎると、私は夜空を見上げることが無くなった。
空自体、滅多に見なくなったからだ。
そして、忘れかけていたオリオン座の感情が、なぜか最近よくネット上で目にするようになる。
スターシードがなんちゃらという話だが、私にはよくわからない。
ただ、私のような感想を抱く人間は、意外に多いのだと知った。
魂の故郷⁉
よくわからないが、はるか昔の生まれ変わる前の記憶なのかもしれない。
ただ、何かあったのだろうが、もう思い出すことはなさそうだ。
何だったんだろうな。
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