ぱせりのお部屋

日常の愚痴や感じたこと、何気なく思ったことなどを徒然に書き込みます。

睡眠障害とカサンドラ症候群

息子が幼稚園に通い始めた頃、私の肉体と精神は、とうに限界を超えていて、日々不調を訴えていた。


眠りたいのに眠れず、横になってもすぐに目が冴える。


寝返りを何度も打っても寝つけないし、ずっと朝まで時計の針とにらめっこ。


やがて、静かに寝静まったキッチンで、ぼーっと座ったまま夜を明かす。


そんな日がつづ教になり、追い込まれていった。


一方寝室では、子どもと一緒にイビキをかいて寝ている旦那に、無性に腹が立ち、ムカついて仕方がなく、イライラが止まらないので、殺意と同時に自殺願望に苛む。


自分でも自覚があるため、何とか思いとどまっているが、何もかも投げ出したい衝動に駆られる。


こういうのを更年期障害というのかもしれないが、まだ三十代半ばで、産後からずっとこの状態なので、いろいろな病院を受診して不定愁訴と言われつつ、婦人科系の病気もなく、検査を受けても異常なしと言われる。


こんなに疲れて怠いし、ろくに寝れない状態で、異常なしと言われても困る。


今ならマグネシウムや亜鉛、鉄分などのミネラル分が欠乏しているとわかるが、血液検査で異常が見当たらないので、何が原因かわからないまま時間だけが過ぎていた。


産後の体調不調って、こんなに続くものだろうか⁉


確かにかなり無理をした自覚はあるが、なかなか元に戻らない。


あとは精神的なものが大きく、子の発達障害より旦那の発達障害が、家庭内のトラブルの原因と言える。


さらに、子の発達障害とヒルシュは、私のせいだと罵ってくるので、腹が立って心療内科を受診した。


心療内科では一通り検査を受け、IQテストも受けたところ、予想外の結果が出る。


ナント、私は世間一般でいうと、IQが高めで115以上あり、偏差値はおそらく60~70ほどあるというのだ。


はあ⁉…田舎の底辺高校卒ですが、大学受験は奪われてさせてもらえなかったので、偏差値なんて考えたこともなく、周囲に大卒と思われているので、上手く周囲に合わせて擬態していると答えた。


うん、地頭がイイって認識でいいのかな⁉


確かに、人より何かと試験や資格取得は、そこそこするっとできるが、家庭環境のせいで、成績を上げすぎると多方面から妬まれる。


そのせいで、適当に力を抜いてしまう癖があるので、本気を出すことは滅多にない。


だが、子どもの事にしても、私だから面倒見れているだけで、普通ならおそらくとうに生活が破綻し、崩壊していると思われる。


また、旦那は何らかの発達障害があり、私はカサンドラ症候群だろうと言われた。


そして実家は母のネグレクトで、姉たちにも発達障害や何か疾患があると思われる。


事実、彼女等と離れたら、生き難さが軽減した過去があるし、姉のヒステリーと家庭内暴力で、次女姉は崩壊、一家離散で破綻したことも。


同じように、旦那といると「生き難さを感じるのではないか⁉」と、それが睡眠障害が解消されない原因の一つと言われた。


大当たりだ、私はアダルトチルドレンというらしい。


でも、地頭が良いので、様々な困難と症状が隠れて、努力や苦労が表に出にくいらしい。


だから子の難病と育児で疲弊して苦しくても、表面は飄々として見えるので、楽していると誤解されるという。


つまり、人には出来ない事をやってのける胆力と知力があり、難なくこなせて見えるので、周囲は大したことがないと思い込む。


他人とは勝手なもので、それが当たり前になると、依存傾向の強い者は妬む気持ちが生まれ、不平不満を口にして足を引っ張ってくる。


そこで私は、旦那から一時的に距離をとることにした。




息子は年中に進級すると、私はかねてからの計画を実行に移すことにした。


そう、夏休みになったら、即実家へ避難するというもので、一ヶ月以上あるので、休養を兼ねて帰省する。


5年ぶりの帰省である。


目的は休養であり、別居か離婚は、そのあとゆっくり考える。


まず、旅券を予約し、さらに実家で過ごすには車がいるので、レンタカーを手配する。


また、必要な荷物は、予め荷造りをして送っておき、現金は多めに準備しておいた。


そして、当面の生活費として、2~3ヶ月分の生活費を用意していく。


ただ、旦那と言えば、私にそこまでの行動力があるとは、思っていなかったらしい。