ぱせりのお部屋

日常の愚痴や感じたこと、何気なく思ったことなどを徒然に書き込みます。

ある日突然毒親がいなくなったら…

私の場合、母親が毒親だと気づいたのは、小5~6の頃だったので、中学を卒業したら離れたいと思っていました。


同じころ、中高生であった姉たちは、誰もまだネグレクト(虐待)されているという自覚はなく、常に立場の弱い末っ子の私へ、その不満と鬱憤を暴力という形で向けていたので、理解されることはありませんでした。


ただ、三女は小5~6ぐらいまで夜尿症だったのですが、それさえ放置されていても不満を婆には言えず、代わりに私に矛先を向けていたので、彼女等が理解することはできません。


そんな悪循環の中、婆の身勝手な言い分を受け止め、聞かされたのは末っ子の私で、この頃には、『嗚呼、お母ちゃんはこういう人間で、自分の親だと思うから悲しくなるんだ』と悟ります。


以降、割り切ることで、怒りも悲しみも昇華しました。


そう、親には親の義務があるように、子には子の義務と権利がありますが、それらを放棄している相手に対し、何らかの期待は無駄であること、世間体を気にするならば、最低限のことは、敵わなくても要求しようと心に決めます。


そんな私の事を姉たちは、甘えだ、我儘だと罵りました。


でも、知ったこっちゃないのですよ、権利は主張しなければ無視されるのです。


それが嫌なら、頭を使って交渉して、手に入れるしかありません。


ただ、姉たちは婆相手に、頭を使った交渉が下手だっただけなのですが。


そう、当時はとても生き難かったわけですが、その原因である長女と三女がいなくなると…とても交渉しやすくなりました。


私はあえて婆の非常識な行動を、わざと咎めませんでした。


なぜなら、改める気も反省する気もない相手を、真っ当に説得するのは無駄だからです。


であれば、こちらがそれを受け入れ、利用するぐらいでないとやってられません。


そうして、私と婆の暮らし方は、上手く距離感をとって、平和に暮らしていました。


ただ、これが長女と三女には受け入れがたく、許せなかったようですが…私にいわせりゃ「知らんがな」ですが。


世間の常識とのギャップは、今更埋めようがないもので、肝心の婆が改める要素もないのであれば、居心地よくするには、譲歩しかありません。


そんなことは、中学生になればわかる話で、理解しない姉たちにも原因はあるのです。


けれど、社会へ出た長女と三女は、生き難さをネグレクトの後遺症を経験する。


失敗して病んで4年でUターンしますが、その腹いせを高校生だった私に向けました。


私、医者でもカウンセラーでもない、タダの女子高生で末っ子なんですよ。


手に余るんですわ。


しかも八つ当たりされるのですが…そのわけは、自動車学校だったのです。


高3になると、夏休み以降は免許取得可になるので、二学期入って早々に就職先の内定を取り、余裕のあった私は、あっさりと2ヶ月足らずで取ってしまいました。


これが気にいらなかった二人は、私に嫌がらせを繰り返し、部屋を横取りされてしまいます。


腹いせの理由は、二人は免許取得に半年以上一年近くかかったためで、一度で合格せず、二度三度ととりにいたためだったというのです。


それこそ「知らんがな」と言いたい。


要領よく出来なかった二人は、就職内定にしてもそうで、早々に決めてしまえた私と違って、自分たちは卒業式間際まで、ギリギリまで決められなかったことが原因だったというのですが…それも知らんがなと思う。


要するに、二人は婆に依存しているわけで、ACなので精神的な自立は出来ていなかったのです。


結果、二人のせいで私は家を追い出されました。


なのに3年後、身勝手な長女に連れ戻され、帰ってくれば…次女は統合失調症になっていました。


この問題解決に、家を追い出された私が向き合えというのです。


なんでやねん、自分の問題は、自分で解決せな終わらんわ。


そもそも婆がネグレクト(虐待)だってこと、いい加減自覚せーや。


でも、相変わらず私に責任転嫁し、解決はできませんでした。


そうです、親からの精神的な自立が出来ないので、毒親の思う壺にはまっています。


だから依存するわけですが、自覚がありません。


そして三女の家出で、均衡が崩れました。


それでも婆は、世間体を気にして治療せず放置し、家庭崩壊します。


3年後、私は再び実家を離れました。


彼女等は、自分がネグレクトされて、依存体質だと自覚がありませんし、精神的なよりどころにしている(されている)からです。


だから、毒親を亡くすと…症状が悪化するでしょう。


なので、私は自分から距離を取りました。


つまり、毒親が生きている間にさんざん悩んで、精神的に自立し、距離をとれという事です。


親は先に逝くのです。


何時までも親は親のままではなく、何時か立場が逆転します。


その時、後悔しないよう、今を生きる。


そう、人間は身勝手なものと知り、自分自身を一番に考える。


それが出来なければ、毒親からの自立は出来ません。


何時か親は、望んでも望まなくてもいなくなるのですよ。


毒親であってもなくてもです。


そして、本当の辛さは、失ってから知ります。


その覚悟を、毒親が生きている間にするのですよ。


そのために、自分の中のACをしっかりと育て直します。


それが毒親からの解放、解決方法ですね。






毒親がいなくなってから本当の苦しみを感じる…苦しまずに済むために大切なこと